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社労士事務所を辞めたい…。あるあるな退職理由6個と転職成功のコツ

社労士事務所 辞めたい

社労士事務所を辞めたい…転職を成功させるには?

 

  • 社労士事務所を辞めたいと思うのはどんな時?
  • 社労士事務所からの転職を成功させるには?
  • 社労士事務所以外の転職先の選択肢はある?

「苦労して社労士になったのに、社労士事務所を辞めてしまいたい…」

そんな風に悩んではいませんか?

本当に辞めていいのか、辞めた後はどうなるのか、不安に思う人もいることでしょう。

社労士事務所を辞めたいと考えるのであれば、まずは辞めたい理由をはっきりさせなければなりません。

退職理由を明確にすることで、働きやすい転職先も見極めやすくなるはずです。

この記事では、社労士事務所を辞めたいと思う6つの理由や、転職を成功させるコツについて解説します。

社労士事務所を辞めたいと悩んでいる方は、自分自身と照らし合わせてみてくださいね。

この記事を書いた人

私は新卒で日本の大手SIerに入社し、エンジニアとして約4年働きました。

その後、労務に興味を持ち社会保険労務士(以下、社労士)事務所に転職しました。

退職するまでの約3年間で40社以上のクライアントを担当しました。

現在は社労士事務所を退職し、事業会社の人事労務担当として転職し6カ月が経過しました。

現在は2児の父で、1歳の息子と0歳の娘がおり、育児に奮闘中です。

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社労士事務所 辞めたい

社労士事務所の退職理由として多いのは?

社労士事務所を辞めたい…あるあるな退職理由6個

1. 仕事が激務すぎる

社労士事務所での仕事はとにかく多忙です。

月次で手続きや給与計算や労務相談業務があり、年次業務も上乗せされると勤務時間がかなり長くなります。

自身の経験として、閑散期でさえ残業が20時間から30時間、

年度更新や年末調整のような年次業務が重なるときは残業時間が60時間から70時間働いていました。

大きい事務所であれば残業時間を1分単位で支給してくれるところもありますが、

意外とサービス残業が多くなるケースもあります。

社労士事務所なのに!?」と思うかもしれませんが、ワンマン社長の事務所も多く、

力関係もかなり上下で開きがあったりするので、渋々サービス残業を行っている事務所も少なくありません。

転職先で失敗しないためにも、事務所選びの際には残業の扱いについてもしっかりヒアリングすべきでしょう。

2. 人間関係のストレスが大きすぎる

一概には言えませんが、社労士事務所は人間関係のストレスが大きくなることもしばしばです。

私の所属していた事務所は前述したように社員全員が忙しく余裕が無かったため、

仕事の調整も擦り付け合いという風潮があり、人間関係がかなりギスギスしていました。

お客様とは信頼関係のもと仕事をさせてもらっているので関係は良好ですが、

社内人事については大いに気を揉みました。

職場の空気が悪いと、どうしても働くことに対して気が重くなってしまいます。

選考の中でも、社内の雰囲気や実際に働く社員の方と面談して、

事前にどのような空気なのか把握しておくことをおすすめします。

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3. 試験勉強との両立ができない

試験勉強との両立ができず、退職を考える人も少なくありません。

事務所によっては利益優先で考える社長もいるため、

試験前であっても受験勉強のための業務調整をしない事務所があります。

社労士になりたくて社労士事務所に入ったのに、仕事と勉強を両立できず、

資格取得に恵まれない環境に居続けるのはとても損です。

毎年の合格者であったり、受験勉強への配慮をHPに記載している事務所は割と多いので、

事前に情報収集するのは重要です。

もし恵まれない環境であるならば、思い切って別事務所への転職を考えてもよいでしょう。

4. 業務内容によってキャリアアップがむずかしい

事務所によっては、業務内容が限定されており、キャリアアップがむずかしいことがあります。

定型業務から非定型業務まで満遍なく任せてもらえる事務所は、

自身の業務の幅が増え、豊富な経験を積むことが可能です。

そうではなく、完全に業務が縦割で、例えば手続きのみしか担当しない場合は、

業務の幅がとても狭く、それに比例して自身のキャリアの幅も狭くなります。

自身の業務内容を振り返り、もし限定的な仕事しか行っていないのであれば、

将来への先行投資として、転職を強くおすすめします。

5. 給料が安過ぎて生活できない…(小規模事務所の場合)

小規模な事務所では、給料の低さもネックとなります。

社労士事務所は他士業に比べて顧問契約料がとても低いです。

それに伴い人件費も少なくなり、結果的に給料も少なくなります。

自身の所属していた事務所では基本給が17万円で、時給換算すると当時の東京都の最低賃金すれすれで働いていました。

みなし残業代がついていれば、もう少しマシな数字になってきますが、

ボーナスも少なく、その他諸手当を支給しない事務所も多いので、

管理職になるか独立するかしないと、社労士業界では高い給料は望めません。

昇給幅についても、2,3年目で350万円から400万円、5,6年目で400万円から450万円、

管理職になったとしても450万円から550万円が相場となります。

6. 定年まで勤められる職場ではない

社労士事務所は福利厚生が整っていない、また定期賞与や退職金制度がない事務所も少なくありません。

上記で述べた通り、激務かつ薄給のため長期的に勤めるところではないと考えています。

社労士の世界で給料を一気に上げたいなら独立の道しかありませんが、

既に飽和状態でレッドオーシャンなので、常に顧客の奪い合いになります。

独立して食べていくだけでも最初は厳しい現実が待ち構えているでしょう。

ただし、社労士事務所で積める経験はとても貴重で、対外的にはとても市場価値が高いです。

だからこそ、民間企業への転職であったり、コンサルタントへジョブチェンジしたりという選択肢はかなりプラスに働きます。

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