
総務人事の仕事のやりがいは?どんなスキルが身につく?
- 総務人事が仕事にやりがいを感じるのはどんな時?
- 総務人事には幅広い仕事があるけど大変じゃない?
- 総務人事としてキャリアを積むメリットは?
総務人事は、人材の採用・育成や、会社をスムーズに動かすための業務を担当する部署です。
総務人事として働いた結果は数字では表れにくいため、
仕事のモチベーションを維持できるの?と疑問に思う人もいるかもしれません。
しかし、自分の仕事が直接は会社の業績に反映されなくとも、
縁の下の力持ちとして働く毎日はやりがいに満ちています。
また、総務人事として実務経験を積むなかで、さまざまなスキルも身につくのです。
この記事では、総務人事が仕事にやりがいを感じる瞬間や、
実務経験を通して身につくスキルなどについて、私自身の経験をもとに紹介します。
総務人事への転職を考えている方は、参考にしてみてくださいね。
この記事を書いた人
- 3,000人規模の企業で人事総務担当として約10年間勤務
- チームリーダーとして人事業務を担当しています。
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この記事の目次
総務人事の仕事でやりがいを感じる瞬間3選!

総務人事の仕事にやりがいを感じる瞬間は?
1. 社内で感謝されることが多い
総務人事は社員のサポートをすることが主な仕事なので、感謝されることは多いです。
記入が難しい書類に対して見本やふせんを貼ってわかりやすくして社員に送付すると、
後日提出された書類にふせんで感謝の言葉が添えられていることもありました。
社員から感謝を伝えられると、自分の仕事が誰かのためになっていることを実感でき、やりがいを感じられます。
2. 採用や教育など「人」にかかわる仕事ができる
人事総務の中でも特に採用や教育は人と関わる仕事です。
例えば、会社説明会の参加者や面接をした方が入社して実際に働いている姿を目にすると、
採用という自分の仕事が実を結んだように感じられました。
また、研修においては現場の声を直接聞くことができ、業務改善にもつなげることができます。
人とどんどん関わることによってやりがいを感じられる点は、人事総務の大きな魅力でしょう。
3. ゼネラリストとして業務経験を積める
人事総務にはさまざまな仕事があるため、
タイプの異なる多くの仕事を経験することができます。
悪く言えば「何でも屋さん」ですが、
これは社内で管理職になっていく上で必要な「ゼネラリスト」としての経験を積めるということでもあります。
人事総務には「ヒトについてのプロ」というスペシャリストとしての側面と、
社内のあらゆる問題を解決するゼネラリストとしての側面があるわけですね。
採用や研修のように人前にどんどん出る仕事もあれば、
労務というバックヤードで給与計算や労務管理を見る緻密な仕事もあります。
私自身、地道に書類をチェックし続ける日もあれば、外部へ出向き会社説明会をすることもあります。
タイプの違う仕事を同じ課の中でできるので、
飽きることなくやりがいを持ち続けることができるのです。
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総務人事で実務経験を積むメリット

総務人事としてキャリアを積むことのメリットは?
1. 社内でコネクションができる(出世しやすい)
総務人事で実務経験を積む大きなメリットとなるのが、
社内の多くの人とコネクションができることです。
人事総務の仕事は現場からの要望を聞いたり本部になにか問い合わせをしたりといったことが多く、
いつの間にかセクション問わずつながりを持つことができます。
社員からの質問や要望を聞きながら対処していくことが多いので、
聴く力と対応力が養われますよ。
2. 給与計算や社会保険などの専門スキルが身につく
総務人事で行う給与計算や社会保険の実務は、
仕事だけではなく普段の生活においても役に立ちます。
いつ退社したらお得とか、特定の時期に残業したら社会保険が高くなるとか、
言ってしまうと人生の裏ワザを学べるのも楽しいですね。
年末調整に苦戦している家族からの質問に答えられるのもうれしい瞬間です。
3. 営業などと違いノルマがなく安心して働ける
人事にはほとんどノルマがありません。
会社によっては採用担当だと入社人数のノルマがあるかもしれませんが、
営業ほどの厳しいノルマはないと言っていいでしょう。
ノルマがない分、働くうえでの目標を設定しにくいという側面もありますが、
業務の効率化によって給与計算する時間を短くしたり、現場に行ってヒアリングをしたりすることによって、
自分の評価を上げることができます。
4. 実務経験者として転職しやすい
人事総務は日本全国すべての会社でニーズがあり、転職しやすい職種です。
最近では給与計算や社会保険の手続きを外部委託する会社も多く、求人は豊富にあります。
正社員から派遣、業務委託などさまざまな働き方がありますし、在宅ワークができる仕事でもあります。
企業の人事総務担当や社労士事務所で働いている人は優遇されることも期待できます。
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