
(社労士の給料って安いの?)
- 社労士の給料は安い?
- 会計士や税理士と比べると低年収って本当?
- しっかりとお金を稼げる社労士になるにはどうすればいいの?
社労士は、税理士や弁護士など他の士業のように稼げるイメージがありますが、実際のところどうなのでしょうか。
結論から先に言ってしまうと、社労士の給料は決して高い方ではありません。
働き方によってはかなりの低年収…になってしまうケースがあるのも現実ですね。
もちろん、社労士のすべてが稼げないという意味ではありません。
中には年収1000万円レベルで働いている社労士もたくさんいますからね。
重要なのは「どういうところで働くか?」です。
この記事では、社労士の年収が低くなりがちな理由を紹介するとともに、
しっかりと年収を稼げる社労士になるためのコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
社労士の給料は安い?平均年収の現実

(社労士の平均年収の実態は?)
社労士には、独立社労士と勤務社労士の2種類があります。
令和元年 賃金構造基本統計調査によると2種類の社労士の平均年収は474万円、中央値は419万円です。
これを高いとみるか安いとみるかは個人によりますが、
合格率5%以下の難関資格を取得した結果としてみると、低いと感じる方が多いかと思います。
同じ士業の中でも、行政書士や税理士の平均年収は社労士のプラス100万円になりますので、士業として比較しても低い部類に入るでしょう。
ちなみに、上記は有資格者なので無資格者となると年収は300万円台とかなり落ちます。
>>優秀なのに低年収な社労士…になりたくない人が知っておくべきたった1つのこと
社労士事務所の年収が低くなりがちな理由

(社労士の給料が安くなる理由3つ)
社労士事務所の年収が低くなりがちな理由は主に以下の3つです。
- 顧問契約料の安さ
顧問契約料が他士業に比べてかなり低く人件費に回せない - 業務分野の狭さ
独占業務の範囲が他士業に比べて狭く、市場価値が低いため顧問契約料が安くなる - 市場の空席率
市場がレッドオーシャンのため、顧客を獲得しづらい
このように、社労士は他士業よりも未経験でもチャレンジしやすく、ライバルが多いので年収が低くなりがちになってしまいます。
>>優秀なのに低年収な社労士…になりたくない人が知っておくべきたった1つのこと
稼いでる社労士は何が違う?年収を上げていくコツ

(社労士として年収を上げていくには?)
1.「顧客を開拓できる社労士」を目指す
社労士は、独占業務を行っているだけでは売上が一向に伸びません。
営業スキルを磨き、あらゆる人脈、あらゆるチャンネルを使うことで
多くのお客様を獲得することができます。
チャンネルというのは、既存顧客からの紹介であったり、
業務連携している税理士や行政書士などから顧客を紹介してもらうことです。
社労士事務所勤務者で、新規顧客を獲得することでインセンティブを支払う
事務所もあります。
1か月分の顧問契約料(相場で5万円)×新規契約数なので
獲得すれば獲得するほど、インセンティブが増える仕組みです。
2.「コンサルのできる社労士」も年収が上がりやすい
コンサルティング業務に力を入れている事務所は、給料が高くなるでしょう。
社労士の独占業務以外にも、顧客の人事戦略や人的資源経営にも参画することができれば
市場価値がとても高く、顧問契約料もおのずと高くなります。
他事務所からも参入障壁がとても高く、一度確立してしまえば収入は安定します。
3.「最新トレンドに乗れる社労士」は給料が高い
社会情勢や経済情勢によって、社労士が専門とする領域の流れや法改正はとても早く行われます。
最新のトレンドをいち早く察知し、柔軟な提案に繋げられれば、
顧客にその手腕のよさを買われ報酬も高くなります。
4.「大手企業で働く勤務社労士」になれば安定収入を見込める
社労士事務所ではなく、大手で働く勤務社労士は給料が高いです。
給与基準が民間企業の評価基準に乗ってくるので、
成果を出していけば、おのずと給料も上がっていきます。
給料以外にも福利厚生制度がとても充実しているため、大手企業で働くのはとてもおすすめです。
「社労士なのに給料が安い…」なんて事態を避けたい人が知っておくべきこと

(優秀なのに給料安い社労士…になりたくない人へ)
社労士は国家資格として有名ですし人気の職種ですが、
↓実際には以下の2種類の社労士がいるのが現実です。
- ホワイトな環境で楽しく働ける社労士
年収600万円スタートの実務経験者や、未経験でも年収400万円スタートでていねいな新人研修からスタートできる社労士など - ブラック企業で搾取されまくる社労士
実務経験5年以上なのに年収400万円台だったり、未経験の新人なのに職場で放置され「新人はお荷物あつかい」で疲弊している新人社労士や勉強中の社労士志望者
特に、初めての職場としてブラック企業やブラック事務所を選んでしまい、
ろくに仕事を教えてもらえずずっと放置され、
やる気を失って社労士という職業そのものを辞めてしまう…
という悲惨な末路をたどる社労士志望者は少なくありません。
↓実際の社労士求人で見るとこんな感じですね。
同じ「未経験OKの求人」であっても、
入社後に稼げるお給料がまったく違います。
あえて2つ目の、条件の悪い求人に応募する人はいないでしょう。

↓実務経験者向けの求人でもこんな感じ。
募集している人材像はほぼ同じですが、
稼げるお給料の額がぜんぜん違います。
こちらもあえて2つ目の求人を選ぶ人はいないでしょう。

注意していただきたいのは、
「優秀な人=ホワイト環境」ではないことです。
とても優秀でまじめに一生懸命頑張っているのに、
年収がなかなか上がらずしんどい生活している社労士…ってたくさんいるんです。
どうせ働くならホワイトな環境で、
やりがいを持って働きたいですよね。
お給料も少しでも高い方が良いに決まっていますし。

なぜ、ホワイトな社労士とブラックな社労士に分かれてしまうのか?

(なぜ、優秀なのにお給料を稼げない社労士がいるのか?)
なぜ、こんなふうに差が生まれてしまうのか?ですが、
これは完全に「どういう企業や事務所に所属して働くか?」による違いです。
つまり「自分の会社や事務所がもうかっているか?」の違いですね。
社労士は、営業マンのように「自分で売上を取ってくるような仕事」ではありません。
勤務先企業の業績に応じて、給料やボーナスが決まる職種です。
あなたが社労士としてどんなに優秀であったとしても、
応募先の企業や事務所がもうかっていなかったら、
お給料はいつまでたっても安いまま…になってしまうんです。
逆に言えば、仕事の能力にあまり自信がなかったとしても、
転職先の選択が正しくて、
ホワイトな社労士になれるケースもあるわけですね。

実際、ブラックな社労士事務所で年収300万円で働いていたけれど、
業績の良い企業の人事総務に転職していきなり年収500万円にアップする(年収1.5倍以上にアップ)なんてことは普通にあります。
社労士という職種は「どういう会社や事務所を勤務先に選ぶか?」の選択がものすごく大切であることを知っておいてください。
いますぐは転職できない人もやっておくべきこと

(今すぐは転職できない人も準備としてやっておくべきこと)
今すぐは転職する気はない/いろいろ事情があって転職活動を始めることはできない状況の人も、
社労士求人専門の転職サイトへの無料登録だけは早めにやっておきましょう。
日常生活や現在の仕事のストレスや疲労が限界までたまってくると、
転職サイトに登録する気力すらなくなるものです。
(精神的に余裕のあるタイミングでやっておく方が良いです)
これをやっておくと、ホワイトな求人を見逃してしまうリスクが避けられますよ。
転職活動って恋愛と同じで「良い求人にたまたま出会えるか?」で決まってしまう部分も大きいですから、
転職活動の情報リサーチはなるべく早い段階から始めておくようにしましょう。
ものすごく仕事が優秀なのに、
転職活動の情報リサーチが足りなくて、
ブラックな働き方を選択してしまう社労士って、
まだまだたくさんいるのが現実です。

この記事を読んでいるあなたはそういう悲しい状態にならないように、
転職サイトを使って日常的に情報リサーチをしておくようにしてください。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切

(「どうしても辛くなったら転職もある」と思えることが重要です)
転職サイトから送られてくるおすすめ求人を日常的にチェックして、
良さげなものが出たらそのつどブックマーク保存しておきましょう。
転職活動のなるべく早いタイミングからこの作業をやるくせをつけると、
「もし、今の職場がどうしても辛くなったら転職もある」
という選択肢を確保することができます。
いい意味での「逃げ道」を確保できますから、
今の生活や職場のストレスが限界になる前に、
「転職」という対策を打つことができるんです。
上でも見たように、転職活動は「良い求人との出会い」で決まってしまう部分も大きいです。
どんなに優秀な人でも、たまたま転職活動を始めるタイミングが遅くて、
少ない選択肢の中から応募先を選ばざるを得ず、
結果としてブラック企業やブラック事務所に転職する…
という事態になってしまうリスクがあります。
こうしたリスクを避けるためにも、
精神的/体力的に余裕のあるタイミングで転職サイトを使い始めて、
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