- 社労士事務所の未経験求人ってブラックばかり?
- 未経験でも最低限の年収を稼げる求人ってどこにある?
- こういう未経験求人はやめとけっている特徴や見分け方ってある?
- 社労士資格を目指している人や、人事や給与計算の仕事をしたい
未経験で社労士に転職したいと思っていても、
ブラックな事務所にはできれば入社したくないですよね。
この記事では、ホワイトな社労士事務所の求人の特徴を紹介します。
未経験で社労士になろうと思っている方はぜひ読んで行ってくださいね。
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この記事の目次
社労士事務所の「未経験OK求人」はブラックも多いので注意…
社労士事務所の求人には「未経験OK」と記載があるものがかなり多いです。
しかし、そのような求人はブラックな可能性が高いです。
社会保険手続きは実務経験を積みながら進めていくので、
未経験・知識0という方でもすぐに始めることができます。
しかし、未経験=市場価値が低い状態のため、年収が決して高い訳ではありません。
また、薄利多忙の社労士事務所が多く、税理士や行政書士といった士業の中で単価が一番低くなりがちです。
一般的には、社労士の顧問契約料の単価は3万円から5万円ほどと言われています。
他の税理士や行政書士は最低5万円からと、社労士と比べるとやはり高いです。
また、社労士事務所はかなりの激務です。
社会保険手続きや給与計算以外にも、年次業務や臨時突発的な就業規則の改訂など、
未経験だと右も左もわからないので、結果的に業務時間が長くなり多忙になります。
私が実際に経験したブラックな事務所の雇用環境…
私自身の経験ですが、月平均の残業時間は30〜40時間でした。
これは通常時の残業で、年次業務が重なる月は、
残業時間が70時間から80時間までふくれ上がります。
さらに、法律知識を入れるために業務時間外に勉強時間を確保しなければなりません。
勤務時間の拘束がかなり長いため、自分の時間がなかなか確保できず、
毎日いっぱいいっぱいになりながら仕事をしていました。
>>優秀なのに低年収な社労士…になりたくない人が知っておくべきたった1つのこと
優良ホワイトな社労士事務所求人の特徴3つ
1. 平均年収の相場を上回っている事務所
社労士事務所の未経験の求人だと、平均年収は300万円くらいです。
理由は上記の通りですがホワイトな社労士事務所で働くために「年収350万円以上の求人」を狙いましょう。
社労士の世界では、どこかの事務所だけ特別顧問契約料が高いということはなく、大差はありません。
それにもかかわらず、年収が350万円というのは少しでも従業員の年収に還元したいという
事務所側の努力が垣間見えます。
そのような社労士事務所では、未経験であっても大切に教育してくれる傾向があるため、
これまでの成果や能力を面接でアピールし、待遇のよい求人を獲得しましょう。
2.「勉強と両立可能」をアピールしている事務所
未経験の方は、試験勉強をしながら社労士事務所で働くケースが多いです。
社労士の実務経験をしながら試験勉強を両立させようと思っていても、
入社してからブラックな職場で全然勉強できないとなると本末転倒ですよね。
ホワイトな社労士事務所は、勉強と業務を両立できる労働環境を求人でアピールしています。
毎年の社労士合格者数を求人概要に記載している企業は、ホワイトの可能性が高いでしょう。
また、資格取得応援の補助や人事制度・福利厚生制度がある社労士事務所もおすすめです。
3.ホワイト企業認定されている事務所
社労士事務所の中には、ホワイト企業認定されているところがあります。
気になる社労士事務所があれば、ホームページなどを調べてホワイト企業認定されているか調べてみましょう。
ホワイト企業認定とは、一般財団法人日本次世代企業普及機構(通称:ホワイト財団)による厳正な審査で企業のホワイト化を評価する国内唯一の認定制度です。
ホワイト企業認定を取得したことをアピールしている社労士事務所の求人であれば、「働き始めたら求人に書かれている待遇と違った!」ということも避けられるでしょう。
「社労士なのに給料が安い…」なんて事態を避けたい人が知っておくべきこと
社労士は国家資格として有名ですし人気の職種ですが、
↓実際には以下の2種類の社労士がいるのが現実です。
- ホワイトな環境で楽しく働ける社労士
年収600万円スタートの実務経験者や、未経験でも年収400万円スタートでていねいな新人研修からスタートできる社労士など - ブラック企業で搾取されまくる社労士
実務経験5年以上なのに年収400万円台だったり、未経験の新人なのに職場で放置され「新人はお荷物あつかい」で疲弊している新人社労士や勉強中の社労士志望者
特に、初めての職場としてブラック企業やブラック事務所を選んでしまい、
ろくに仕事を教えてもらえずずっと放置され、
やる気を失って社労士という職業そのものを辞めてしまう…
という悲惨な末路をたどる社労士志望者は少なくありません。
↓実際の社労士求人で見るとこんな感じですね。
同じ「未経験OKの求人」であっても、
入社後に稼げるお給料がまったく違います。
あえて2つ目の、条件の悪い求人に応募する人はいないでしょう。
↓実務経験者向けの求人でもこんな感じ。
募集している人材像はほぼ同じですが、
稼げるお給料の額がぜんぜん違います。
こちらもあえて2つ目の求人を選ぶ人はいないでしょう。
注意していただきたいのは、
「優秀な人=ホワイト環境」ではないことです。
とても優秀でまじめに一生懸命頑張っているのに、
年収がなかなか上がらずしんどい生活している社労士…ってたくさんいるんです。
どうせ働くならホワイトな環境で、
やりがいを持って働きたいですよね。
お給料も少しでも高い方が良いに決まっていますし。
なぜ、ホワイトな社労士とブラックな社労士に分かれてしまうのか?
なぜ、こんなふうに差が生まれてしまうのか?ですが、
これは完全に「どういう企業や事務所に所属して働くか?」による違いです。
つまり「自分の会社や事務所がもうかっているか?」の違いですね。
社労士は、営業マンのように「自分で売上を取ってくるような仕事」ではありません。
勤務先企業の業績に応じて、給料やボーナスが決まる職種です。
あなたが社労士としてどんなに優秀であったとしても、
応募先の企業や事務所がもうかっていなかったら、
お給料はいつまでたっても安いまま…になってしまうんです。
逆に言えば、仕事の能力にあまり自信がなかったとしても、
転職先の選択が正しくて、
ホワイトな社労士になれるケースもあるわけですね。
実際、ブラックな社労士事務所で年収300万円で働いていたけれど、
業績の良い企業の人事総務に転職していきなり年収500万円にアップする(年収1.5倍以上にアップ)なんてことは普通にあります。
社労士という職種は「どういう会社や事務所を勤務先に選ぶか?」の選択がものすごく大切であることを知っておいてください。
いますぐは転職できない人もやっておくべきこと
今すぐは転職する気はない/いろいろ事情があって転職活動を始めることはできない状況の人も、
社労士求人専門の転職サイトへの無料登録だけは早めにやっておきましょう。
日常生活や現在の仕事のストレスや疲労が限界までたまってくると、
転職サイトに登録する気力すらなくなるものです。
(精神的に余裕のあるタイミングでやっておく方が良いです)
これをやっておくと、ホワイトな求人を見逃してしまうリスクが避けられますよ。
転職活動って恋愛と同じで「良い求人にたまたま出会えるか?」で決まってしまう部分も大きいですから、
転職活動の情報リサーチはなるべく早い段階から始めておくようにしましょう。
ものすごく仕事が優秀なのに、
転職活動の情報リサーチが足りなくて、
ブラックな働き方を選択してしまう社労士って、
まだまだたくさんいるのが現実です。
この記事を読んでいるあなたはそういう悲しい状態にならないように、
転職サイトを使って日常的に情報リサーチをしておくようにしてください。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切
転職サイトから送られてくるおすすめ求人を日常的にチェックして、
良さげなものが出たらそのつどブックマーク保存しておきましょう。
転職活動のなるべく早いタイミングからこの作業をやるくせをつけると、
「もし、今の職場がどうしても辛くなったら転職もある」
という選択肢を確保することができます。
いい意味での「逃げ道」を確保できますから、
今の生活や職場のストレスが限界になる前に、
「転職」という対策を打つことができるんです。
上でも見たように、転職活動は「良い求人との出会い」で決まってしまう部分も大きいです。
どんなに優秀な人でも、たまたま転職活動を始めるタイミングが遅くて、
少ない選択肢の中から応募先を選ばざるを得ず、
結果としてブラック企業やブラック事務所に転職する…
という事態になってしまうリスクがあります。
こうしたリスクを避けるためにも、
精神的/体力的に余裕のあるタイミングで転職サイトを使い始めて、
おすすめ求人が自動的にメールで最速で届く仕組みをつくっておきましょう。
転職サイトは誰でも無料かつ匿名で使える便利なツールなので、使わない手はありません。
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