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七夕にすることは?わかりやすく解説!子どもと一緒に楽しめるアイデアも紹介

七夕 すること

(七夕にすることって?)

 

  • 七夕ですることってなんだろう
  • 七夕ってどんな行事?
  • 子どもと一緒に七夕を楽しみたい!

七夕は笹に飾り付けをし、願い事を短冊に書く、子どもに人気の行事です。

しかし、七夕が何のための行事かわからない人も多いんじゃないでしょうか。

七夕は願い事を短冊に吊るす以外にも、実はすることがたくさんあるんです。

この記事では七夕にすることを意味や由来と一緒に解説します。

後半では子どもと一緒に七夕を楽しむアイデアを紹介しています。 

子どもと一緒に七夕を楽しみたい人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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そもそも七夕ってどんな日?

七夕 すること

(七夕ってどんな行事?)

 

七夕とは、織姫と彦星が天の川を渡って7月7日の夜に年に一度だけ会うという中国の伝承と、日本古来にあった棚機津女(たなばたつめ)伝説にちなんだ行事のことです。

1800年前の中国では、機織りの名人であった織姫と牛飼いの彦星の伝説があり、裁縫の上達と豊作を祈る乞巧奠(きこうでん)という行事がありました。

いっぽう、1500年前の日本では、棚機津女(たなばたつめ)という乙女が、水の神様に豊作を祈るため神聖な布を織っていました。

このことを「棚機津女伝説」と呼び、のちの日本で伝承として伝わっていきます。

そのあと、乞巧奠が奈良時代に日本に伝わり、貴族が竹に糸を吊るして芸事の上達を祈るようになりました。

 

七月七日の夕方に行われていたので、七夕(しちせき)の節句と呼ばれるようになったんです。

江戸時代中期には、庶民にも広まりたくさんの人が七夕を楽しむようになりました。

そして、棚機津女伝説と織姫の伝承をかさねて、少しずつ七夕が「たなばた」と呼ばれるようになったんです。

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【七夕にすること3選】意味や由来も解説!

七夕 すること

(七夕にすること3つ)

ここからは七夕にすることを3つ解説します。

意味や由来も解説しているのでご覧くださいね。

・笹に七夕飾りをする

・そうめんを食べる

・ちらし寿司を食べる

1. 笹に七夕飾り(短冊)を飾る

七夕ですることの1つ目は「笹に願い事を書いた短冊を飾る」です。

短冊に願い事を書いた経験は、誰でも一度はあるんじゃないでしょうか。

七夕が日本に広まった当時は「頑張っていることが叶いますように」と短冊に書いていましたが、現在は幅広く願い事を短冊に書くようになりました。

また、七夕飾りに使う短冊は5つの色があり、それぞれ意味があります。

・緑色…人間力を高める

・赤色…先祖や親に感謝する

・黄色…人を信頼し、大切に思う

・白色…義務や決まりを守る

・紫色…学業の向上

もともとは、古代中国の陰陽五行説に基づいた5色が使われていました。

陰陽五行説とは「自然界のものは木・火・土・金・水に当てはめて考えることができる」という考え方です。

この5つは陰陽五行説ではこの5つを「青・赤・黄・白・紫」の色で表しています。

また、人間が真面目に生きていくための「五徳」という意味も込められているんです。

七夕が日本に伝わってからは、青は昔から緑と呼ばれていたので緑色に、黒は縁起がよくないという理由で紫色に変更されました。

願い事に合った短冊を選ぶことで、願い事も叶いやすくなるそうですよ。

2. そうめんを食べる

七夕にすること2つ目は「そうめんを食べる」です。

七夕にそうめんを食べるのは定番の行事ですが、始まりは古代中国の伝説が由来です。

はるか昔、古代中国の帝の子どもが7月7日に亡くなりました。

しばらくして中国に疫病が流行ってしまい、亡くなった子供の祟りだと恐れられました。

そこで、祟りを鎮めるために子どもの好物であった「索餅(さくべい)」をお供えすると、ピタッと疫病がおさまったという伝説があります。

 

索餅とは中国の唐から奈良時代に伝わったとされる、小麦粉と米粉を練り合わせ縄状にしてねじった唐菓子です。

日本にも広まるうちに「索餅(さくべい)」→「索麺(さくめん)」→「素麺(そうめん)」と変わっていき、七夕にそうめんを食べることが定番となりました。

3. ちらし寿司を食べる

七夕にすること3つ目は「ちらし寿司を食べる」です。

具を天の川に見立てて星型にくり抜いたり、海鮮を乗せて色鮮やかに盛り付けたり、準備するだけでもとても盛り上がりますよね。

ですが、七夕にちらし寿司を食べる由来って、実は特にないんです。

そもそも七夕は、中国から伝わった「五節句」の1つです。

  • 1/7…人日(じんじつ)の節句
  • 3/3…上巳(じょうし)の節句
  • 5/5…端午(たんご)の節句
  • 7/7…七夕(しちせき)の節句
  • 9/9…重陽(ちょうよう)の節句

五節句とは上記の5つからなる、季節の変わり目に子孫繁栄や無病息災、豊作などをお祈りする行事の総称です。

この五節句が広まると同時に、お祝い事として定着していきました。

日本には、古くからお祝い事やお祭りのときにお寿司を食べるという習慣があります。

その結果、七夕の節句である七夕にもちらし寿司を食べることになったんですね。

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子どもと一緒に七夕を楽しむアイデア3選

七夕 すること

(子どもと一緒に七夕を楽しむアイデア3つ)

ここからは子どもと一緒に七夕を楽しむアイデアを3つ紹介します。

  1. 七夕をテーマにした絵本を読み聞かせする
  2. 一緒に空を見上げる
  3. 一緒に笹に飾り付けする

1.七夕をテーマにした絵本を読み聞かせする

七夕をテーマにした絵本を読み聞かせ、子どもと一緒に七夕を楽しみましょう。

七夕をモチーフにした絵本は数多くあります。

織姫と彦星の話のシンプルな七夕の絵本や、七夕を題材にした全く違う話の絵本もあります。

七夕の前日の夜に読み聞かせてあげれば、子どもが七夕をより楽しめますよ。

2. 一緒に空を見上げる

星が見える時間に子どもと一緒に夜空を見上げてはいかがでしょうか。

夏の大三角でもあるベガ(織姫)とアルタイル(彦星)と、あいだに流れる天の川はとてもキレイですよね。

絵本の世界だけではなく「ほんとうに夜空に織姫と彦星がいるんだよ」と伝えることで、子どもの想像力はグッと広がるでしょう。

3.一緒に笹を飾り付けする

子どもと一緒に笹に飾り付けをすると、子どもはとても喜びます。

七夕にはどんな意味があるのか、飾り付けをしながらお話するのもよいでしょう。

クリスマスツリーのように、短冊飾りだけではなく様々な飾り付けを行うのもオススメです。

折り紙で織姫と彦星や、お星様を作って飾るのもよいですね。

青色のビニールテープを細く割くと、天の川に見立てることもできますよ。

あとは子どもの感性に任せて、楽しみながら飾り付けましょう。

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