「英語圏」とひとくちにいってもイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアと広大で、英語を公用語にしている国々も含めると膨大なエリアになります。
そこで、英語圏に関する統計や経済指数など、代表的な数字を紹介することで英語圏に対する理解を深めて興味を持っていただければと思います。
80ヵ国
英語を国語や公用語として使っている国は世界中で80ヵ国以上にのぼります。
上記の4ヶ国の他にもかつてイギリスやアメリカの植民地だった国や地域で英語が共通語になっているからです。
たとえばジャマイカ、トリニダード・トバゴ、バハマ、ヴァージン諸島などもそうですし、南米の国々も英語・スペイン語・フランス語を公用語としています。
アジアではインド、シンガポール、スリランカ、パキスタン、フィリピン、グアム、香港がそうですし、ガーナやカメルーン、ケニア、ナイジェリアといったアフリカの多くの国々でも英語が使われています。
GDP
世界のGDPを見ていくと、ダントツに多いのがアメリカで15,684.75、2位が中国の8,227.04、3位が日本で5,963.97となっています。
イギリスは6位で2,440.51、インドは10位で1,824.83、カナダは11位で1,819.08、オーストラリアは12位で 1,541.80です。
(単位はすべて10億USドル)
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアだけで約214,840億ドル。日本円にして約2,000兆円という膨大な金額で、これはもちろん全世界の半分以上を占めます。
(日本の実質GDPは約300兆円)
1,400,000,000人
ひとつの言語を母国語とする人数で比較すると、中国語が10億人で世界最大です。
もっとも中国の人口が13億人なのですから仕方ありません。(というか、逆に中国では3億人が母国語を話せないという不思議な現象が発生しています)
しかし、公用語としての普及率は英語が世界最大の14億人。逆に中国以外で中国語を公用語としている国はありません。(通用する国々は結構あるようですが)
また、「英語が話せる人」という意味では全世界で20億人をゆうに突破すると考えられています。日本もそうですし、ヨーロッパでも英語を話せる人はザラにいるからです。
英語を使いこなすことで、世界20億の人と会話が出来るようになると考えると勉強意欲が湧いてきませんか?
経済成長率
「経済成長率」というとすぐに中国を思い浮かべるかもしれませんが、もともと経済規模が大きく成長も鈍化しているため、2012年の中国の経済成長率は18位の7.8%にとどまっています。(ちなみに日本は2%で世界187ヶ国中119位)
ベスト3を発表すると、
1位 リビア(104.48% 公用語:アラビア語)
2位 シエラレオネ(19.77% 公用語:英語)
3位 モンゴル(12.28% 公用語:モンゴル語)
となっています。この他英語圏の上位入賞国はなく、「英語圏ガンバレ!」と応援したくなりますね。
ただし、シンガポールやマレーシア、インドなど「今後5年以内に爆発的に経済成長する」といわれているアジアの国々はほとんど英語圏に属しています。将来が楽しみです。