挨拶から商談までの実践基礎ビジネス英会話
入国管理局の統計によれば平成24年の外国人入国数は917万人。
これは前年比204万人という大幅な伸びで、1年間に来日する外国人が1,000万人を突破するのも秒読み段階となってきています。
一方、日本人の出国者数は1,849万人。
日本人の1割以上が年に1回以上海外に出ていると考えると(実際は何往復もする人が多いのだろうとは思いますが)、いよいよ英語も本格的に必須化してきたと言えるようです。
そこで、もし仮に英語圏の外人(英語が公用語のアジア諸国を含む)がオフィスを訪問してきたら、どのように対応すればよいかについていくつかビジネス英語の例をあげましょう。
英語でのあいさつ
ビジネス英語の自己紹介は、フルネーム+会社名(所属団体名)が基本です。
◆Good afternoon. I’m Ieyasu Tokugawa from Edo Company.
「Good morning」「Good afternoon.」などで始まり、I’m~で自分のフルネームを伝えます。日本人はMy name is~を使いたがりますが、I’m~がスタンダードです。
◆Thank you for taking the time out of you busy schedule to see us.
◇.It’s my pleasure.
「お忙しいところお時間を頂きまして…」「どういたしまして」というやりとりは日本と同様です。互いに名乗り合った後、初対面の同行者がいる場合は相手に紹介しなくてはなりません。
◆This is our section manager, Ms. Sena. (わが社のセクションマネージャーの瀬名です)
◇How do you do?
ビジネス英語ですので、少々格式ばった挨拶が無難でしょう。
なお、社内の人間や身内を紹介する場合はThis is~でサラッと流しますが、社外の人を紹介するとなるとキチンとしたマナーが要求されます。
人を紹介する時
◆I want to introduce you to Mr. Oda. Mr. Oda, this is Ms. Sena from Kanto Consulting. Ms. Sena, this is Mr. Oda.
「瀬名さん、あなたを織田さんに紹介します。織田さん、こちらは関東コンサルティングの瀬名さんです。瀬名さん、こちらが織田さんです」
この際、紹介する順番が日本の習慣と違うことに気を付けてください。
先に、これから紹介される人に対して「これからあなたを紹介しますよ」と宣言しています。他社を訪問した際は、訪問先の相手を中心に紹介の順序が決まります。
英語での名刺交換
名刺交換は、互いに名乗り合った際に
◆Here’s my card.
といって自分の名刺を差し出すのが一般的ですが、タイミングを逸した場合や多人数での名刺交換が必要な際は後であらためることもあります。
名刺を差し出せば、それを受け取った後で相手も名刺を出すのが一般的ですが、「お名刺を頂戴できますか?」と促す際は
◆May I have your business card?
と言いましょう。これで一応商談に入る体制が整ったことになります。