一説によると、世界のコミックのシェアの4割は日本漫画だといいます。
確かにドラゴンボールやドラえもん、ワンピースなどは世界的に有名なようですが、他にどのような漫画が人気なのでしょうか。
また、漫画を使ったユニークな英語学習法などもあわせてご紹介します。
SHONEN JUMP
これは、集英社が英語で発行している「少年ジャンプ」です。
もちろんONE PIECEは大人気ですが、実はNARUTO、BLEACHなども人気が高いようです。
NARUTOは世界的に人気のある「ニンジャ」が主人公なので受け入れやすいようですし、「サムライ」の姿や日本刀といったアイテムも海外でよく知られています。
アメリカンコミックは規制が多く、ヒーローは正義の味方でストーリーは完全懲悪でなくてはならないなどテーマも限られています。日本の漫画にはそういった規制がほとんどないのも人気の秘密のようです。
ジャンプ以外では、連載が終了した「ヴァンパイア騎士(英題:Vampire Knight)」、実写映画化が決定した「黒執事(BLACK BUTLER)」なども高い人気があります。
英語マンガの魅力
マンガは、当然英訳されてもコマ割りや絵柄に変化はなく、ただセリフだけが英語になっています。
「こんなことは英語では言わない」というような箇所のフキダシは削除されていたり、別の言葉に置き換えられていることもよくあります。(日本語のダジャレや日本人しか理解できないジョーク、NG表現など)
マンガではフキダシのサイズに収まるネイティブ表現の意訳が必要です。
それを日本語版のコミックスと読み比べてみることで「ネイティブはこういう表現をするのか」という生きた英語が学べますし、また「なぜこのセリフはカットされたのか」「なぜ別の意味に置き換えられたのか」を考えることで文化の違いも感じることができるでしょう。
著作権の関係でWeb上で人気漫画を読むことは不可能ですが、正規の出版契約に基づいた英訳マンガは広く海外で売られていて、日本でもネット通販などで入手可能です。
また英訳マンガを専門で扱うコミックショップもあります。
アメリカンコミックスも味わい深い
アメコミというとスーパーマンやアベンジャーズなどをすぐ連想しますが、「スヌーピーとチャーリーブラウン」などのほのぼのとしたコミックスもないわけではありません。
これらのコミックスは英語版も比較的手に入りやすいでしょう。
日本人のアメリカ人に対する印象は、「すぐ訴訟を起こす」とか「感情表現が大げさ」など、カルチュアライズされた映画・テレビドラマに大きく影響されています。
等身大のアメリカを知る・大都市以外に居住する普遍的なアメリカ人の平均像を知るという意味ではこうしたコミックスを手にしてみるのもよいかもしれません。