ロイターの英語版をチェック!
ロイターは世界を代表するイギリスの国際通信社ですが、現在はカナダの情報サービス会社に買収され「トムソン・ロイター」となっています。しかしニュース ソースとしての信頼性は健在。下記の英語版・日本語版ウェブサイトでそれぞれ世界の最新ニュースに触れることができ ます。
ロイター英語版
ロイター日本語版
しかし、いくら重大なニュースでも一国の国内問題が海外で大きく扱われるとは限りません。たとえば2013年5月にアメ リカのオクラホマ州で巨大竜巻が発生し24人の人命が失われたニュースはアメリカでは大々的に報じられましたが、日本国内ではごく簡単に伝えられただけにとどまっています。
5月27日のロイターの英語版サイトではオバマ大統領が竜巻の被災地で支援を約束したのがトップニュースになっているのに対し、同日の日本版サイトではまったく取り上げられていませんでした。
これを裏返すと、先の東日本大震災や原子力発電所被災問題、中韓との領土問題など日本の重大関心事が世界各国でどのようにどの程度報道されているかは非常に不透明だということです。
自国の報道にばかり接していると国際感覚のバランスが養えません。たまには生の海外ニュースに触れられるニュースサイトをチェックしておく必要があるでしょう。
ブルームバーグで世界の最新ニュースをチェック!
ブルームバーグはニューヨークに本社を置くアメリカ最大手の経済・金融情報通信会社です。英語版でも日本語版でも世界の主要マーケットの動向や経済関連のニュースをリアルタイムに読むことができます。
ブルームバーグ英語版
ブルームバーグ日本語版
とはいえ、英語版と日本語版では同じニュースでもかなり内容に違いがあることは理解しておかなくてはなりません。
たとえば、ある日の同時点でのトップ記事を比較してみましょう。
【日本語版見出し】
日本株は大幅反落、円高推移嫌気と急落ショック続く
【英語版見出し】
Yen Strengthens as European Stocks Rise; Silver Gains, Oil Falls
(円がヨーロッパ市場で高騰、銀が上昇、原油は下落)
このように、内容にはかなりの違いがあります。
「円高、日本株反落」という見出しは同じでも、どこに注目して記事をまとめるかは国によって異なるのは当然です。しかし現在のように世界各地の経済の連鎖性が高くなってくると、一国の経済ニュースだけに頼っていては全世界的なトレンドが見えなくなってしまう心配があります。海外のニュースサイトも積極的に活用して、幅広い視野を養いましょう。
Agence France-Presse(AFP通信)
AFP通信が提供するAFP BB NEWSはニュートラルに世界の主要ニュースを紹介するウェブサイトです。ニュースの優先順位に偏りがないため、世界全体の「今日」を俯瞰するのに役立ちます。
AFP通信(日本語版)
AFP通信(英語版)
記事の内容にも政治的な偏りがなく全体的に論調がニュートラルで、世界の世論やトレンドをざっくり把握するのに適しています。