
(人事総務の仕事には向き不向きがある?)
- 人事総務の仕事に向いてる人ってどんな人?
- 性格的に向いてない人もいる?やめた方がいいのはどんな人?
- 仕事内容の実態はどんな感じ?社内では嫌われ者って本当?
人事採用や社員教育など、企業の「人」にかかわる仕事である人事総務は、人気の職種とされることも多いですね。
ただ、実際に人事総務として10年以上働いた身の実感としては、
「人事総務は、向いている人と向いていない人の両方がいる」
というのが本音のところですね。
この記事では、人事総務に向いている人・向いていない人の性格的な特徴について解説しています。
未経験者が入社前に知っておくべき仕事のリアルな実態についても紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
人事総務に向いている人・向いていない人の特徴5つ

(人事総務に向いてる人・向いていない人の特徴はこれ!)
1. 仕事のスケジュールや期限が守れる人
人事総務の仕事は、同時進行している業務の締め切りから逆算して、
スケジュール管理ができる人が向いているといえます。
人事総務の仕事は、日々「締め切り」との戦いです。
- 求人掲載の締め切り
- 給与締めまでに社員に関する情報を更新
- 給与支給日に間に合うよう振り込み手続き
- 所定の管理者が選任されたときは労基署へ報告
など、さまざまな締め切りがあります。
この中で、特に給与の計算や振り込みのミスがあると、社員からの信頼を失ってしまいます。
直前で焦らないためにも、それぞれの締め切りをゴールとして、
どのような流れで業務を進めていけば良いかを組み立てるスキルが必要です。
締め切りに遅れないように、優先順位をしっかりと決めることが大切になるんですよ。
応募者の面接をしたり人事クレームが入ったりすると、
ルーティン業務が止まってしまうこともあります。
なので、絶対に締切に遅れることができない業務は何か?をみきわめて、
余裕を持ったスケジュールを立てて行動していくことが重要です。
もっとも、慣れてくると自然に優先順位をつけられるので、安心してくださいね。
私自身はじめは業務をこなすのに精一杯でしたが、
今では自然と業務を期限までにこなせるようになりました。
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2. 口の硬い人(秘密を守れる人)
口が軽い人や、うわさ話が好きな人は、人事総務には向いてるとはいえません。
人事総務の業務は、以下のように社員のプライバシーに関わる情報をたくさん扱うからです。
- 結婚
- 離婚
- 住所変更の登録
社員の家族の個人情報なども意図せずに知ってしまうことが少なくありません。
食堂や休憩室で「あの人離婚したらしいよ」「お子さんが大変らしいよ」なんて話はご法度です。
私の人事総務での同僚でも、口が軽い人は過去にいました。
しかし、もちろん信頼は得られていませんでした。
あと人事異動を事前に知ったときに周りに言ってしまうと、正式な発表を前に、
異動する社員に知られてしまう危険性もあります。
よって、秘密を守れるや口の硬い人が、人事総務には向いているといえます。
3. 細かいコツコツ作業も苦にならない人
人事総務には、細かな事務作業が多いです。
- 給与のいろんな手当を計算
- 労働日数や休日日数に誤りがないかなどチェックする
など、細かい業務がたくさんあります。
また、社員の家族を扶養に入れる手続きや労災があった際は、
用紙に記載ミスがないかのチェックをする必要もあるんですよ。
社員に関する登録を誤ってしまうと、
誤った家族手当や住宅手当を支払うことになってしまうので、注意が必要です。
社員も書類を提出するとき「なにかミスがあれば人事が気づくだろう」、
というモチベーションなので、細かいチェックも苦にならない人が向いています。
4. 人とのコミュニケーションが好きな人
人事総務は、他部署との関わりが多い部署です。
業務上頼みごとをすることもされることも、多い部署なんですね。
例えば人事総務で受け付けた申請を、他の部署で承認してもらわないといけない業務もあります。
「どこに相談して良いかわからないことは、とりあえず人事総務に聞いてみよう」
という社員も多いんですよね。
そこで忙しいオーラを出してしまうと敬遠され、
自分が他の部署に仕事を頼みにくい状況に陥ってしまうこともあります。
業務が円滑に進みます。 そのためには、コミュニケーション力は必須ともいえるほど重要なんですよ。
5. 人が「不便」と感じることを先回りで解決できる人
「どうすれば社員が楽になるかな?」ということを、常に考えられる人は向いています。
社員が提出する書類の中には、役所や労基署所定の用紙もあり、
記入に慣れていないことが多いです。
もし人事総務から用紙を送る際は丸投げするのではなく、
人事総務で書けるところは書いてあげると満足度が高まりますよ。
わかりにくい項目はメモをすると、社員もわかりやすく書き進めることができます。
その結果、社員は書き損じることが減り、人事は不備で返却することもなくなるので、お互いのためになるんですよ。
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