ビジネス英会話でのタブー

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英語圏の人は日本人とさまざまな文化・習慣の違いがあります。

日常英会話でももちろんこれらの違いを常に認識しておく必要がありますが、ビジネス上でつきあいのある人とのコミュニケーションにはとりわけ注意が必要です。

たとえば、

What’s your religion(denomination)? (あなたの宗教は何ですか?)

という質問です。

もともと英語圏の人は親しくない人のプライバシーに踏み込んでくる習慣はないので、あなたがどんな信仰を持っているかに興味があってこんな質問をしてくることはまずありません。

この質問がなされるのはたいてい食事を伴う席で、「宗教上の理由で禁忌する食べ物はあるか?」という意味で尋ねられます。

日本人には「強いていえば仏教徒かもしれないが、事実上は無宗教だ」という人が多いので、次のように答えがちです。

I have no religion. (何の宗教もありません)

しかし、日本以外の世界諸国ではむしろなにかの宗教を持っている方が一般的で、「何も信心していない人」というのは奇異の目で見られることが多いのです。

もしくは「無神論者」という特定の思想を持っている人と誤解されかねません。

そして「信仰心がない人=良心・良識のない人」と見なす人も多いのです。

設問がDo you believe ではなくWhat’s your religionであることからも、何らかの宗教を持っていることが前提になっていることに注目しましょう。

ファーストネームについて

「アメリカでは初対面の目上の人でもファーストネームで呼ぶ」と誤解している人がいますが、これは西海岸だけの俗習です。

ビジネスシーンでは、必ずMr. あるいはMs、そして博士号を持つ人は医師でなく工学博士や理学博士でも必ずDr.をつけて呼びかけます。

年齢を聞く

日本を含むアジア諸国は「長幼の序」を重視しており、肩書きの他に年齢の序列があるわけですが、アメリカでは男性・女性の別なく相手の年齢をビジネスシーンで聞くのはタブーになっています。

ちなみにアメリカでは履歴書に年齢や性別は書きません。

また採用側が採用候補者に年齢や性別を聞くのは法律で禁じられています。

「その仕事が勤まる能力があれば年齢や性別は関係ない」というのが原則だからです。

GoodとGreat

日本語で「それはグッドアイディアだ」と言えば褒め言葉ですが、英語のGoodは「まあまあだね」というニュアンスなので、It’s a good idea.というのは「悪くないけどたいしたことないアイディアだ」というのと同じです。

同様にThis tastes good.というのも「美味しい」ではなく「まあまあ食べられる」というニュアンスになってしまいます。

「良いアイディア」はgreat ideaを使いましょう。Greatは和訳すると「偉大な」となって大げさに感じられますが、英語ではごく普通の褒め言葉です。

ちなみに「美味しい」はdeliciousで表現します。

ただし、いくらgreatを連発しても、仕草や表情、言葉の勢いが単調ではアメリカ人にはかえって誤解を招きます。

ややオーバーなアクションや表情も英語のうちです。

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